ここまで、コーヒーを楽しむコツ、焙煎方法の話、美味しいコーヒーの秘訣等を書いてきました。まだ読まれていない方は、ぜひリンクをクリックして(スマホならタップして)読んで下さいね。
1)コーヒーを楽しむ極意
2)萩原珈琲・炭火焙煎の秘密
3)美味しいコーヒーの秘訣
4)お勧めのコーヒー2つ(←今ココ)
珈琲花はコーヒー店ですから様々なコーヒーをご用意していますが、ここでは萩原珈琲のコーヒーの中で、ぜひとも飲んで欲しい2品を紹介します。
珈琲花がお勧めする2つのコーヒー。
・ブレンドコーヒー(550円)
・サントス・ニブラ(600円)
この2つは、ぜひともお飲み頂きたい極上のコーヒーなのです。
ブレンドコーヒーも、「サントス・ニブラありき」なのですが、どなたにも飲みやすく萩原珈琲の美味しさの持ち味が出ているコーヒーとしてお勧めです。
珈琲花でお出ししているブレンドコーヒーは、正式名称ニブラ・ブレンドと言います。
後ほど紹介する、ストロングタイプのストレートコーヒー、「サントス・ニブラ」を中心とした萩原珈琲のオリジナルブレンドです。
<ブレンドコーヒーのブレンド内訳>
・サントス・ニブラ 50%
・モカ 30%
・スプレモ(コロンビア) 20%
この比率は常に固定されています。
サントス・ニブラは「ブラジル・サントス」の萩原珈琲オリジナルのブラジルコーヒー豆です。ブラジル・サントスの中の1番上質の豆「ナンバー2(ブラジル・ナンバー2)」と言うのですが、このナンバー2の中から更に厳選された豆だけを、萩原珈琲用に現地調達して作られるオリジナルのコーヒー豆です。(サントス・ニブラについては後ほど解説させて頂きます。)
ブレンドするモカ、コロンビアも、それぞれの品種の最上の豆、モカの中の1番上質の豆「G4」、コロンビアの中の最上級の豆「スプレモ」を使用しています。
萩原珈琲のモカ、スプレモは、それぞれストレートコーヒーとして飲んで頂いても、通をうならせる程の旨さを持ちます。
これを上記の比率でミックスしたのがブレンドコーヒーです。
珈琲花でも一番飲まれているコーヒーです。
※あわせる品種、比率までオープンにしている萩原珈琲さんはスゴイと思いませんか?ここは普通、隠すとこですよね。 |
上質のコクを持つニブラに、上質の酸味を持つモカ、苦味が抑えられ独特のマイルドな酸味を持つコロンビア・スプレモ。
これを上記の割合でミックスさせると、ニブラのコクはしっかり残っているけど苦味が消え、あっさりしており、あっさりしているのに酸味を感じない誰にでも飲みやすい味になります。
このブレンドコーヒーは、コーヒーの旨味のいいとこ取りのようなコーヒーなのです。
珈琲豆は元来、フルーツです。
そのフルーツの栽培、乾燥、加工、選別、炭火焙煎、といった過程により、独自のコクを引き出すことに成功したサントス・ニブラに違う酸味をもつ2つの上質の豆をブレンドさせることによって、あら不思議!なんとも言えない極上のフルーティさが立ち上がってくるのです。
苦味も酸味も、どちらもが消え、コクと飲みやすさと美味しさが立ち上がってくるのです。
中和することによるマジックです。
コクはあるけど、あっさりしてる。あっさりしているけど、酸味も感じない。
という不思議な美味しさを持つ、やみつきになるコーヒーなのです。
珈琲花の常連さんも、このブレンドコーヒーが飲みたくて花に通ってきてくださるのです。
どなたにも自信を持ってお勧めさせて頂けるコーヒーです。
しかし・・・、
他のコーヒーを飲んできた方には、ブレンドコーヒーのコクと旨味で十分に美味しさを感じて頂けますが、中和された味だけに一方向に飛び出たパンチ力には欠けます。
その為、ブレンドでは味が優しすぎると感じる方がおられます。そういう方の為に、コーヒーのコーヒーたる所以である、苦味、ボディ感、と言う点で、最上級のコーヒーを次に紹介しましょう。
それが、このブレンドコーヒーにも50%含まれているサントス・ニブラです。
サントス・ニブラはお店で提供しているストレート・コーヒーの中の1つです。
このコーヒーを抜きに萩原珈琲は語れません。
萩原珈琲と言えば、サントス・ニブラです。この名前を覚えておいて下さいね。
ブラジル・サントスの最上級の豆「ナンバー2」の中から更に厳選されたニブラ専用の豆を炭火でじっくり焙煎した深煎りコーヒーです。
ぜひとも飲んで頂きたいのです。
この豆は硬派のコーヒー豆です。ニブラ・ブレンドのような優しさはありません。
ボディ感のしっかりあるストロングコーヒーです。それも苦味と言うよりは、コクとしか言いようがないコクを持ちます。深いコクがあるのでコーヒーを飲んだという後味がしっかり残ります。その中には、独特の甘みにも似た旨味もあります。
うーん、こういう深い味を言葉で表現するのは難しいですね。
体験して頂くしかありません。
「コーヒーを楽しむ極意」のページはサントス・ニブラの為に書いたようなページです。
コーヒーが楽しくなる「苦味」の基準となり得る味なのです。
コーヒーに砂糖とミルクを入れる方は、ブレンドコーヒーよりもサントス・ニブラのストレートコーヒーがお勧めです!コクの深いコーヒーですから、お砂糖とミルクを入れても味が打ち消されません。しっかりコーヒーの味もミルクと合わさった味も楽しめますよ。 |
炭火焙煎でしか生み出せない独特のコクを持つサントス・ニブラですが、この種のボディ感のあるコーヒーを飲みなれていない方には、1度では解らないかもしれません。
しかし、2度、3度飲む内に、このコーヒーにしかないコクを発見します。
ある瞬間、珈琲を口に含んだ瞬間に出会うのです。
「あ!これか!!」
そう、それなのです。
それを味わうことが出来た瞬間、「本物の珈琲と出会えた!」
と思われるでしょう。
コーヒーが楽しくなる瞬間です。
ですから何度かサントス・二ブラをお試し下さい。チャレンジする気持ちで。
ニブラ・チャレンジ!です。
すると、ある時突然来ます。その時が。
このコクが味わえる瞬間、もうやみつきになります。
嗜好品としてのコーヒーを、制覇した気持ちになりますよ。
サントス・ニブラで「苦味」の基準を作ると、他のカフェや喫茶店でコーヒーを飲んでも、旨味が感じられるようになります。
分かっちゃうんです。
もはや自分の「基準」と言えるものがあるから。
旨味の要素が分かるのです。基準が出来た人はそこからコーヒーの楽しみが広がり始めるのです。
サントス・ニブラはコーヒーのコクの基準になってくれるコーヒーです。
さあ、600円を握りしめて珈琲花に来て下さい。サントス・ニブラを飲んでみましょう。避けては通れない大人への階段です。
棚に並んでいるどのカップでも選んでご注文下さい。
サントス・ニブラについてあともう少しだけ、語ってもいいですか?
あと少しだけ・・・!
↓
→ 「サントス・ニブラ応用編」へ続く。
1)コーヒーを楽しむ極意 → 2)萩原珈琲・炭火焙煎の秘密 → 3)美味しいコーヒーの秘訣 → 4)お勧めのコーヒー2つ(←今ココ) → 5)サントスニブラ・応用編