珈琲花・観察ブログ

コーヒーのボディ感・萩原珈琲の凄さ!

 

コーヒーを評価する時に使う表現に「ボディ感」という言葉があります。
 
「このコーヒーはボディがあるねぇ。」という使い方をします。
これはワインの味を表現する時にも使われる言葉ですね。
 
液状の粒子の密度、濃度、ということになるのですが、大雑把に言えば「ボディ」という言葉が苦味を表していると考えて頂いて結構です。

 
フルボディとライトボディ
という感じです。
 

※コーヒーにおける「あっさり」とは、「コーヒーが薄めに入れてある」ことでも使われることがありますが、一般的には「酸味がある」ことを「あっさり」と言う方が多いようです。
 
 
 
この「ボディ感」という言葉、一度コーヒー専門店に行った時に使ってみて下さい。
「このお店で一番ボディ感のあるヤツ下さい」とか「一番のフルボディのやつを。」って。(かっこいい)
そのかわり、苦ーいコーヒーが出てきますので覚悟して下さいね。
 
もちろん芦屋の喫茶店・珈琲花でもリクエスト下さい。
すごいのがあるんです。お出ししますよ!
(ストレートコーヒー全品550円)

しつこいようですが、もう一度書きます。

フルボディのコーヒーの旨味を作るのは、「苦味」です。
ライトボディのコーヒーの旨味を作るのも、「苦味」です。
 
 
コーヒーは苦味が命なのです。

同じ豆でも、その苦味(コク)の質は焙煎方法によって変わってくるのです。
 
 

珈琲花の選んだ「苦味」

萩原珈琲本社本当に美味しいコーヒーだけをお出ししたいと考えている芦屋の珈琲花では神戸の萩原珈琲のコーヒー豆だけを扱います。
コーヒーの決め手は「苦味」であることはご理解頂けたと思いますが、萩原珈琲はこの苦味の質がダントツに高いのです。ダントツです。
その一番の理由は炭火を使った焙煎方法です。
 
萩原珈琲は日本で初めて炭火焙煎でコーヒー豆を作った会社です。
炭火焙煎の本家本元です。
 
萩原珈琲・工場にある炭火焙煎の窯コーヒーの味は焙煎方法によって全く変わってしまいます。
苦味と同居するコーヒーの旨味をバランスよく引き出すのは難しいのです。ましてや深煎りの豆は下手すると「ただ苦いだけの黒い炭のかたまり」になってしまいます。
深煎りであり、旨味も引き出す為には、炭火焙煎で内側からじっくり焼くことが不可欠です。
萩原珈琲は日本で初めて深煎り珈琲を売り出しました。
創業は昭和3年です。
コーヒーなんてほとんど飲まれていなかった今から90年も前に、コーヒーの味の一番大切な「苦味」「コク」「旨味」が、すでに分かっていた会社なのです。
 

様々な食材の繊細な味を引き出すことに掛けては、世界一と言っていい日本。
繊細なコーヒーの旨味とコクを最大に引き出す為の日本独自の製法である炭火焙煎の元祖である萩原珈琲。
その美味しさは、決して大げさではなく世界一と言って良いでしょう。

 

余談・・私の体験

萩原珈琲 サントス・ニブラの豆

 
私は萩原珈琲と出会う前には、正直言って私の味覚は本当の「苦味(旨味)」を感じることが出来ていませんでした。
萩原珈琲のコーヒーと出会ってからは、ブレンドコーヒーだけでなく、様々なストレートコーヒーを萩原珈琲の豆で、当たり前のように飲んでいました。
コーヒー豆を全て萩原珈琲にしてコーヒーを飲みだしてから半年程たった頃、萩原珈琲を飲む以前に飲んでいた「マイルド」であることがウリの安さが魅力の某ブレンドコーヒーを飲む機会があったのですが、飲んでびっくりです。「酸っぱいだけやん!」そこには全く旨味がなかったのです。
 
この時にハッキリわかったのです。「萩原珈琲の豆はすごい豆や!」ということに。  

 

この上質の苦味を生み出す萩原珈琲のコーヒー豆の製造過程を知れば、萩原珈琲のコーヒーが美味しい理由を、きっと納得して頂けると思います。

あなたにとって、コーヒーがもっともっと楽しいものになりますように・・・。

 

阪神芦屋の喫茶店・珈琲花
住所 〒659-0064 芦屋市精道町4-14

 芦屋市役所から徒歩3分の喫茶店です。
駐車場のある芦屋の喫茶店です。

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